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停電を想定して事務所の電源落としてみてわかった事


停電したら、会社の電話はどうなる?


 

弊社事務所では、会社の電話に「MOT/Phone」を使っています。

スマートフォンを会社電話の子機として使える仕組みです。

つまり外出していても、会社にかかってきた電話をスマホで受けられる。

便利です。

そこで、ある日ふと思いました。

「これ、事務所が停電してもスマホなら電話を受けられるんじゃないか?」

スマホは生きている。

携帯回線も生きている。

だったら、会社の電話もいけるんじゃない?

……ということで。

事務所の電源、落としてみました。

そして自分のスマホを持って、会社の番号に電話。

プルルルル……

……。

……。

鳴らない。

もう一回。

……。

やっぱり鳴らない。

結果。

ダメでした。


考えてみれば、ちゃんと理由があります。

うちの場合、MOT/Phoneのいわば「頭脳」にあたるサーバーが、事務所の中に置かれています。

スマートフォンが子機として元気でも、その親玉が停電で寝てしまえばどうにもならない。

スマホは元気。
会社の電話は沈黙。

なるほど。

そこで、以前MOT/Phoneの営業担当者から聞いた話を思い出しました。

「このサーバー、事務所に置かずクラウド側に置く方法もありますよ」

実は以前、そんな提案を受けていました。

そして、そのときの私は――

見送りました。

だって、その頃は必要性をそれほど感じなかったんです。

「今でも普通に使えてるしなぁ」

くらいの感覚でした。

ところが今回、自分で事務所の電源を落としてみて、

「あ。こういうことか」

と、ようやく腑に落ちました。

便利になるとか。

新しい機能が増えるとか。

コストが上がるとか下がるとか。

それだけの話じゃなかった。

事務所そのものが使えなくなったとき、会社の機能をどこに残しておくのか。

そういう話だったんですね。


BCPというと、

非常用電源を用意して。

備蓄品を揃えて。

マニュアルを作って。

……なんとなく大がかりな話に聞こえます。

でも今回やったことは、ものすごく単純です。

電源を切っただけ。

それだけで、普段は見えていなかった弱点が一つ見つかりました。

だったら、ほかも試してみればいい。

「電気が止まったら?」

「通信が止まったら?」

「事務所に入れなくなったら?」

「それでも仕事できる?」

一個ずつ、実際にやってみる。


電気が止まる。

通信が止まる。

事務所が使えなくなる。

でも。

仕事まで一緒に止まる必要はないんじゃないか。

だったら、仕事を「事務所」という場所から少しずつ外してみよう。

電源を持ち出す。

通信手段を持つ。

パソコンを持って移動する。

自転車に積んでみる。

外で仕事してみる。

雨が降ったらどうする?

真夏は?

真冬は?

大地震のあとだったら?

……やってみないと、たぶん分からない。

なので、

やってみることにしました。

名前もつけました。

GRAVEL OFFICE。

大げさな防災基地をつくるつもりはありません。

むしろ逆です。
 

普段の仕事を、少しずつ

「場所から自由にしていく」。

そして気がついたら、

いつもの仕事のしかたが、そのまま「もしも」にも強くなっていた。

そんな形が作れないか、これから実際に試していきます。

たぶん、また何か止まります。

そのたびに考えます(笑)。

GRAVEL OFFICE PROJECT

どんなときも、仕事をつなぐ。


 

2026/10/02

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